岩手・盛岡で3年ぶりの演説会

昨夜は3年ぶりに岩手・盛岡での演説会でした。岩手を訪ねるといつも思い出すのが、初めて国政候補になった1992年、それまで行ったことのない東北地方を希望して遊説させてもらったときのこと。東北のなだらかな山々の間を大型宣伝カーで移動していると、自然の美しさばかりが目に飛び込んできます。

しかし、ある町で聞いたのは、牛肉自由化のために畜産農家が自殺したという話。こんなところにまで政治の暗い影が忍び寄っているのかと、見える風景がー変しました。いま交渉中のTPPが合意されれば、再び悲劇が繰り返されることになりかねません。

ところで、盛岡は本格的な韓国冷麺が名物のひとつ。戦前、東北本線を開通させる難工事に強制的に動員された朝鮮人労働者とともに伝わり定着したと聞きました。美味しいけれど悲しい歴史が刻まれた名物なのです。

盛岡冷麺ともつながる過去の日本による植民地支配と侵略戦争。戦後70年の節目の年にどんな首相談話が出されるか、内外の人々が注目しています。

演説会終了後、23年前、盛岡冷麺をごちそうしてくれ、その歴史を教えてくれた旧友の菅原県委員長から、おみやげにホヤをいただきました。目前の県議選(26日告示)での2議席から3議席への躍進、盛岡市議選(16日告示)での5議席確保をめざしてがんばりましょう。

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日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。