沖縄・宜野湾市長選勝利へ決起集会 
「オール沖縄」底力発揮を

 

 沖縄県宜野湾市で11日開かれた日本共産党の宜野湾市長選緊急決起集会での訴えを紹介します。


「オスプレイの配備撤回」「普天間基地閉鎖・撤去、県内移設を断念」は総意

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シムラさんの必勝を訴える=11日、沖縄県宜野湾市

 こんにちは。山下芳生です。宜野湾市長選で、平和一番・暮らし一番の市政をつくるシムラ恵一郎市長誕生のために、党として全力をあげてたたかう決意です。(拍手)

 この間の沖縄のたたかいに心から敬意を表します。3年前、沖縄の41全市町村長、議長などの連名で「建白書」を安倍晋三首相に突きつけました。そこには「オスプレイの配備撤回」「米軍普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設を断念」と書いてあった。まさに「オール沖縄」の総意ではないでしょうか。(拍手)

 一昨年の名護市長選挙、県知事選挙、総選挙では、「沖縄に新たな米軍基地はいらない」という意思を繰り返し示しました。翁長雄志知事はこの民意にこたえて、埋め立て承認を取り消しました。

 知事を先頭にした県民のたたかいは、日本の政治を変える大波となって広がりつつあります。昨年、安倍政権は憲法違反の戦争法を強行しましたが、国民のたたかいも空前の規模で広がりました。

戦争法強行後も続くたたかい 「野党は共闘」の取り組みは沖縄が出発点

 強行後もたたかいは続いています。自民党の国会議員は、「国民は正月の餅食ったら忘れる」と言ったが、餅食って逆に「粘り」が出たんじゃないでしょうか。(笑い)

 通常国会開会日に全国から3800人、翌5日の新宿駅西口の「市民連合」の宣伝には5000人が集まり、「むちゃくちゃやった政権を倒すために野党は協力してくれ」という運動が広がっている。「オール沖縄」のたたかいが影響していることは疑いありません。

 合言葉は、「野党は共闘」。立場の違いは横において、国民的大義で力をあわせようというのがスローガンです。これは沖縄が出発点ですね。保守・革新の立場を超えて、辺野古新基地反対の県民的大義で知事が生まれたのです。国会前では「『オール沖縄』のたたかいを今度はオールジャパンで」とがんばっています。

 だから安倍首相と米政府は「オール沖縄」のたたかいが怖くて仕方ない。あらゆる卑劣な手段を使って辺野古への新基地建設を強行しようとしています。

 翁長知事の埋め立て承認取り消しを取り消すために、沖縄防衛局長が「私人」、つまり一国民になって国土交通相に行政不服審査請求しました。今年は申(さる)年ですが、サルも驚く猿芝居です。(笑い)

 さらに国交相が、今度は国家権力による「代執行」で、知事の承認取り消しを代わりに取り消そうと裁判所に訴えました。名護市長の頭越しに辺野古周辺の住民の買収までしようとしている。恥を知れといいたい。

安倍政権と現市長の「移設条件つき返還」では普天間基地は永久に返ってこない

 今回の市長選でシムラさんが勝利することは、宜野湾、沖縄はもちろん、日本の政治にとって大きな意義を持ちます。憲法を踏みにじり、民主主義を踏みにじる安倍政権を追い詰め、国民的たたかいを大きく励まします。

 市長選挙で何が問われるか。最大の争点は世界一危険な普天間基地の閉鎖・撤去をどうするか。騒音被害も深刻です。

 この問題で市長選の両陣営はどこが違うのか。安倍政権と現市長は、「県内移設」という「移設条件付きの返還」です。翁長知事とシムラさんは、「移設条件なしの返還」。ここが違う。これが今度の選挙の対決点です。

 「移設条件付き」では、普天間は永久に返ってきません。この20年間ダメだった現実が証明しているのではないでしょうか。

 辺野古新基地を「唯一の解決策」などといって、「県内たらいまわし」に固執する政府の姿勢こそ、「普天間の固定化」をもたらしている元凶です。

 「移設条件なしの返還」。この立場に立ってこそ、返還を実現できます。しかし、この立場を貫くためには、日米両政府の理不尽を打ち破る道理と根性がいります。それを持っているのが翁長知事であり、翁長さんが推すシムラさんです。

知事と名護市長に加えて、シムラ市長が誕生すれば、日米両政府の理不尽を打ち破る「3本の矢」に

 安倍政権は「普天間基地を返還してほしかったら辺野古新基地を受け入れよ」「辺野古がイヤなら普天間はガマンせよ」と。この選びようもない二者択一を押し付けようとしていますが、これはとんでもない言い分です。

 沖縄戦のさなか、住民を収容所に入れている間に、勝手に集落や畑をつぶして、土地を強奪して、飛行場をつくった。これが普天間基地の原点です。その責任は日米両政府にあります。その基地が70年たって世界一危険になったから、次の基地を差し出せ、こんな理不尽な話はありません。

 しかも辺野古の新基地は、普天間と比べものにならないほどの巨大な最新鋭基地です。

 滑走路が2本も造られ、オスプレイは100機配備できます(どよめき)。300メートル近い強襲揚陸艦が横付けできる港も造られ、耐用年数は200年。こんなものを認めてしまったら子子孫孫まで、沖縄は米軍基地と一緒に進まなければならなくなります。

 日米両政府の理不尽を打ち破る道理も根性も持っているのが、翁長さんであり、シムラさんです。片や、辺野古新基地建設をゴリ押ししている安倍政権丸抱えの現市長は、「移設条件付き返還」しか言えません。シムラさんを市長に押し上げて、「移設条件なしの返還―この立場にたって、アメリカ政府と堂々と交渉せよ」と、市長として安倍総理に迫ってもらおうではありませんか。(拍手)

 翁長知事と、名護の稲嶺進市長に加えて、シムラ恵一郎宜野湾市長が誕生すれば、日米両政府の理不尽を打ち破る「3本の矢」です。どこかの誰かさんが言っているのと違って、この3本の矢は絶対に折れません(笑い、拍手)。まっすぐ安倍政権に突き刺さる矢ですから。

医療費・給食費・待機児童…市民の暮らしを守る市政はシムラさんで

 市民の暮らしを守る市政の実現も大事な争点です。シムラさんは子育て支援へ、(1)中学卒業まで医療費を完全無料にする(2)学校給食費も無料にする(3)保育所の待機児童もゼロにする――三つのゼロと言っています。

 現市長のもとで保育所の待機児童が前年から約7割も増えました。この増え方は沖縄県下で最悪だそうですね。ところが今の市長さんは市内に三つしかない公立保育園を民間に売り払おうとしています。

 シムラさんは、住宅リフォーム補助制度の新設も公約しています。全国でも、何十倍もの経済効果が生まれています。これで中小業者の方々の仕事が増えれば税収も増え、子育て支援の財源もそこから出てきます。

 沖縄の未来と日本の進路がかかったこの選挙、がんばれば勝利できます。

 宜野湾市民を対象にした琉球新報の世論調査によれば、普天間基地問題の解決策として県内移設以外の解決策を求める有権者は7割を超えています。この圧倒的多数の市民の気持ちに、まっすぐ応えられるのはシムラ恵一郎さんしかいません。

 あと2週間、「オール沖縄」「オール宜野湾」の底力を発揮しようではありませんか。(強い拍手)