日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員は5日、宮崎県都城市での党演説会で、まつざき真琴衆院九州・沖縄ブロック比例代表候補、松本たかし衆院宮崎3区候補とともに、次の総選挙での党の躍進と野党共闘による政権交代を訴えました。
山下氏は、同市を含む県内3市町で確認された鳥インフルエンザ感染、早場米の米価下落とともに、短時間の審議で強行された種苗法改定に触れ、「農業を企業のもうけの対象としてきたのは、この間の自民党農政。この方向に未来がないことは、コロナ感染で浮き彫りになった。農業つぶしの菅政権を倒そう」と呼びかけました。
その上で「野党に求められているのは次の総選挙での政権交代を宣言し、共産党も含めた『オール野党』で政権合意することだ」と指摘。そのために比例を軸にした党の躍進へ勢いをつくり出すことが最大の力になると強調しました。
まつざき氏は「国民の命と暮らしをないがしろにする政治を終わらせ、野党共闘の真ん中で頑張る日本共産党を伸ばして」、松本氏が県内での野党共闘の発展を強調しました。
社民党の満行潤一県議が「共産党、野党と一緒に今後ともタッグを組んで頑張る」とあいさつしました。
宮崎市から参加した大学院生、片渕真人さん(24)は「最近野党がまとまってきているという話に期待しています」と話しました。