背景に憲法改悪の思惑 「衆参ダブル選」で指摘

photo 11月30日記者会見で、自民党の幹部から来年夏の「衆参ダブル選」の可能性についての言及が相次いでいることについて記者の皆さんから質問がありました。

 そもそも衆議院と参議院の選挙を同時に行うということ自体、憲法と民主主義の原則からいって、とんでもないやり方です。

 この背景には、衆議院と参議院で3分の2以上の多数を与党が一気に占めて、憲法改悪を進めたいという思惑があります。しかし、戦争法の審議をめぐっても、憲法違反の戦争法反対・立憲主義を守れという国民多数の声が示されたように、そういう政府・与党幹部の思惑は決して許されるものではありません。国民の世論によって包囲されることだろうと思われます。

 政府がダブル選に打って出るか否かにかかわらず、「戦争法廃止の国民連合政府」をつくるという旗を高く掲げて、国民の世論と運動を力に、政党間の協議も進めていきたいと思います。

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日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。