日本共産党の山下芳生議員は19日の参院本会議で5野党・会派提出の伊達忠一参院議長不信任決議案への賛成討論に立ち、伊達議長の与党に偏った異常かつ強引な国会運営を厳しく批判しました。
山下氏は、伊達議長が、議会制民主主義の土台である選挙制度改革にあたって、全ての会派による協議を重ね、合意をえる努力を放棄し、自民党の党利党略にくみしたことをあげ、「伊達議長のふるまいは当然、不信任に値する」と強調。さらに、西日本豪雨災害への対応を優先させるよう求めた野党の要請、国会決議にもかかわらず、議長にふさわしいイニシアチブを一切発揮しないままカジノ実施法案の審議を続けさせた点などを批判しました。
そのうえで、山下氏は、こうした伊達議長の態度の背景には、自民党の数におごった姿勢があることを指摘。「三権の長を党利党略の道具として使うがごときふるまいを謙虚に反省し悔い改める」よう呼びかけました。