新自由主義の転換必要 
高槻市 山下氏訴え

 総選挙勝利へ党と後援会を大きくと大阪府の日本共産党高槻・島本地区委員会と党後援会は23日、山下芳生党副委員長・参院議員を迎えた「つどい」を高槻市で開きました。

 山下氏は冒頭、いつあってもおかしくない解散・総選挙で近畿比例4議席の回復、市民と野党共闘の勝利で野党連合政権の実現をと呼びかけました。

 新型コロナの感染が再び急増する中でコロナ危機を乗り越えるためには、感染震源地を明確にした網羅的な検査の実施が必要と指摘。大阪は重症者が全国最多だが、背景に(1)高齢者施設での感染多発(2)検査が受けられず重症化していること―があるとし、吉村洋文知事が検査数は足りているとしていることを批判。「大阪でこそ、この方向が求められている」と述べました。

 コロナ危機は日本と世界で新自由主義の破綻、資本主義の限界を明らかにし、新自由主義からの転換が野党共闘の旗印に掲げられ始めていると強調。新自由主義からの転換後の社会として党の「七つの提案」を紹介し、「これらは自民党政治を変えねば実現しない」と述べ、希望ある社会の実現へ、党綱領で世界と日本を変える羅針盤を持つ日本共産党の一員にと呼びかけました。

 松本七哉後援会長が開会あいさつ、島本町後援会の山本隆事務局長が活動を報告。浅沼和仁地区委員長が行動提起と島本町議選について報告し、中村玲子高槻市議団長が同市のコロナ対策と党議員団の活動を報告しました。

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日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。