「職場に強く大きな党をつくり、新しい政治を」と日本共産党の山下芳生副委員長は29日、大阪市で開かれた「労働者党員学習・交流会」(党大阪府委員会主催)で講演しました。
山下氏は、安倍晋三首相の辞任表明にふれ「後任が誰になろうと立憲主義、平和主義、くらしを破壊してきた政治を変えなければなりません。市民と野党の共闘を発展させるために共産党を大きくする決意を新たにしたい」と表明。現在とりくんでいる「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」(9月30日まで)の意義について、党綱領や第28回党大会第2決議、志位和夫委員長の党創立98周年記念講演を紹介しながら説明しました。
コロナ危機のなかで労働者の意識に変化が起こり、党の国会論戦とあわせて医療・教育の現場で組合運動などに奮闘する党員への信頼が高まり、党員拡大の条件が大きく広がっていると強調。新型コロナ感染拡大から命を守る国民的運動を「感染重症者が最も多い大阪でこそ」とよびかけつつ、「強い党をつくるため、全ての職場支部が党員拡大に足を踏み出しましょう」と訴えました。
参加者が次々に発言。「保健所の職員が減らされ現場は厳しい。安倍政治や維新政治への怒りが入党を後押ししている。保育士らが入党した」「コロナ禍のなか労働環境改善に取り組んでいる。休業を強要された派遣労働者の相談に乗り、信頼を得て入党してくれた」などと語りました。