3日に国会正門前で行われた「平和といのちと人権を!11・3大行動」(主催・総がかり行動実行委員会)には、各野党を代表して日本共産党の山下芳生副委員長、立憲民主党の岸真紀子参院議員、社民党の福島瑞穂党首、参院会派「沖縄の風」の高良鉄美幹事長がスピーチしました。
山下氏は、大阪市廃止の是非を問う住民投票で反対が多数となった歴史的な結果にふれ、「自公の補完勢力である維新の会に痛打を与えるものであり、国政にも大きな意義をもちます」と強調しました。
菅首相による日本学術会議への政治介入は民主主義への挑戦だと批判し、「これを許せば、待っているのは全体主義国家への転落です。日本共産党は党の存在意義にかけ、先頭にたってたたかいます」と語りました。
立憲民主党の岸氏は、菅政権は日本学術会議への人事介入についてまともに答えない一方で、コロナ対策をはじめどの分野でも自助を強調していると強調。「誰もが生きやすい社会にするためには、いまの政治ではダメです。これからもみなさんと力をあわせていきます」とのべました。
社民党の福島氏は、日本学術会議への人事介入は、学問の自由だけでなく市民のさまざまな自由・権利にかかわる問題でもあるとのべ、「ものが言えなくなる社会にしないために、菅政権を一日も早く退陣に追い込みましょう」と語りました。
「沖縄の風」の高良氏は、憲法をないがしろにする菅政権を許してはいけないと訴え、「みなさんと一緒に、憲法にもとづいた政治を取り戻しましょう」と語りました。
共産党から、伊藤岳参院議員も参加しました。