学生たちでつくるSEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)が3日夜、毎週金曜日の国会前抗議行動をおこないました。
スピーチした女子学生は「私たちが声をあげれば、きっと止められる」と語り、みんなで「戦争反対」「憲法守れ」とコールしました。
6月5日に始まった定例抗議行動は、今回で5回目。強い雨を突いて開始1時間前から人が集まり続け、これまで最高の3000人余が参加だったそうです。
埼玉県川口市に住む大学生の男性(20)は初参加。社会科の教師をめざしているそうです。「テレビのニュースでこの行動が流れていて、自分も行かないといけないと思いました。憲法違反の法案を強行採決するなんて許さない」と語りました。
神奈川県逗子市の大学生の女性(20)は「こんなに多くの人が反対している。今は苦しいけれど、国会が終わったときにみんなで廃案を喜び合いたい」。東京都港区のフリーターの男性(20)は「命の問題なのに安倍首相の態度は誠実ではない。声をあげて必ず廃案にしたい」と話しました。
青山学院大学教授(京都大学名誉教授)の間宮陽介さん、元中央大学教授の横湯園子さんが行動に参加しました。
国会議員からは、民主党の後藤祐一衆院議員と私がスピーチさせていただきました。
私からは、「戦争法案は何重にも憲法に違反した法案。必ず廃案にしなくてはいけない。その力はどこにあるのか。みなさんのなかにこそあります」と学生の皆さんを激励させていただきました。
そして、「戦争に行かされようとしている若者が歴史を背負ってたたかっています。ここに民主主義があります。みなさんとしっかりスクラムを組んでがんばります」と決意表明すると、参加者の皆さんから大きな拍手がおこり、エールの交換をしました。