ダブル選 さよなら橋下「維新」 みんなの力で新しい大阪へ 
なんば「高島屋」前で訴え

photo 22日投票の大阪府知事・市長ダブル選挙での栗原貴子府知事予定候補と柳本顕(あきら)市長予定候補の必勝で橋下「維新」政治に終止符を打とうと全力を挙げ、日本共産党も参加している「明るい民主大阪府政をつくる会」と「大阪市をよくする会」は3日、大阪市のなんば高島屋前で街頭演説を行い、平松邦夫前大阪市長らとともに訴えました。知事選は5日、市長選は8日に告示されます。

私たち日本共産党は、栗原知事予定候補と柳本市長予定候補を自主的に支援しています。

 私は、自民党推薦の両予定候補をみんなで応援するのは、それほど橋下「維新」が大阪で行ってきた政治が危険だということだからです。大阪市をなくす「大阪都」構想など民主主義や住民自治を破壊する「異質の危険」があります。みんなで力を合わせて橋下「維新」政治を終わらせようと呼びかけました。

 「都」構想反対の共同を通じて「維新」以外の会派に広がった政策的共通点や子ども医療費助成の拡大など両予定候補の公約を紹介させていただきました。橋下「維新」流の異論の排除ではなく、議論ができることが大事です。橋下「維新」政治を終わらせて、住民の声に聞く耳をもつ、民主主義が大切にされる大阪の政治になれば、府民・市民の要求実現に道が開かれます。

 「大阪が変われば日本が変わる」という1970年代以来の革新陣営のスローガンが「大阪における独裁政治に反対し、民主主義を大切にするすべての人々の共通のスローガンとなっています。共同の力で新しい大阪をつくりましょうと呼びかけると「そうだ」の歓声と大きな拍手でこたえていただきました。

 落語家の笑福亭竹林さんの司会で始まった街頭演説。「明日の自由を守る若手弁護士の会」の中村里香弁護士が「橋下氏は、憲法違反の行為でも選挙で選ばれたのだからとやってしまう。市民の声無視、市政の私物化こそ維新政治の本質だ」と批判。平松前市長が「お上任せが一番似合わないのが民力のまち大阪だ」と述べ、橋下「維新」政治を終わりにするよう呼びかけました。

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日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。