戦争法廃止求める2000万人署名 党をあげて取り組む 
国会内で記者会見

photo 2日、国会内で定例の記者会見にのぞみました。私からは、「総がかり行動実行委員会」が中心となって呼びかけた戦争法の廃止を求める2000万人目標の署名運動について、「全面的に賛同し、党をあげて署名に取り組む」と決意を表明しました。

 この署名は、戦争法廃止に向けた国民世論を可視化し、立憲主義を取り戻す点で意義ある提起です。全国で党の組織が訴えて、さまざまな団体のみなさんと力をあわせて2000万人の目標を早期に達成するためにがんばりたいと思います。

  戦争法がいかに危険かをあらためて国民のみなさんにお知らせするために戦争法の国会論戦をまとめた論戦マップを署名とあわせて「しんぶん赤旗」特別号外に掲載しました。「特別号外」を党内外で思い切って活用し、戦争法廃止に向けた世論と運動の発展の一翼を担いたいと思います。

日韓議連決議の立場で一歩踏み出すのが大切
「慰安婦」問題

 この日、3年半ぶりに日韓首脳会談が開かれたことを問われました。わたしは、「(開催まで)時間はかかったが、首脳会談が開かれて双方から両国関係を改善したいとの希望が表明されたことは重要だ」と述べました。

 日韓関係の改善を本格的に実現して未来にむかうためには、1日に開かれた日中韓首脳会談の共同声明が述べている「歴史を直視する」ことが大事です。日本側としては侵略戦争と植民地支配への反省をしっかりと土台にすえることが必要だとおこたえしました。

 日韓間の最大の懸案である日本軍「慰安婦」問題で、できるだけ早期の妥結をめざし交渉を加速させていくことが合意されたことについては、昨年10月、今年7月の日韓・韓日議員連盟合同総会で「河野談話、村山談話の精神にふさわしい行動をとる』『当事者たちの名誉回復と心の痛みをいやすことができるような措置を早急に講じる」と決議されています。こうした立場で一歩踏み出すことが「早期の妥結」には求められていると考えます。

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日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。