戦争法案 参院で徹底審議を 
与野党書記局長・幹事長会談

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 与野党書記局長・幹事長会談が27日、国会内で開かれ、今後の国会運営に関して協議しました。

 自民党の谷垣禎一幹事長は、戦争法案を衆院で強行採決したことについて「多少の混乱が生じた」と発言し、反省の弁は述べませんでした。その上で、参院での審議は実りある議論をしていきたいと語りました。

 私からは、会談で次の4点を指摘しました。

 第一に、戦争法案は戦後日本のあり方を大転換するものであり、各世論調査でも国民多数が反対・説明不足と答えていることにふれ、「衆院での強行採決は憲法9条と国民主権の原則を踏みにじる暴挙であり、改めて抗議する。与党の反省が必要だ」と主張しました。

 第二に、戦争法案について参院では「徹底審議が必要だ」と強調し、参院で議決しなかった場合に衆院で3分の2以上の賛成で可決・成立させる「60日ルール」による強行採決はやるべきではないと述べました。

 第三に、国会会期を大幅延長したもとで、他の重要法案を強引に通すことは許されないと指摘。最後に参院選挙制度「改革」案が参院では委員会審議も経ずに本会議で可決されたことをあげ、「民主主義の土俵づくりであり、衆院では委員会で審議するべきだ」と主張しました。

 会談では、戦争法案の衆院での強行採決について、多くの野党も批判の声をあげ、参院での徹底審議を求めました。

 また予算委員会を開催することも確認しました。

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日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。