「しんぶん赤旗」を守り前進させるために地方議員の特別の役割を発揮しよう

 新型コロナ危機のもとで、住民の命と暮らしを守るために全国各地で奮闘されている地方議員のみなさんに、心から敬意を表します。

 全党はいま、党史上かつてない異質の困難のもとで党活動を維持・発展させようと新たな努力と挑戦を行っています。なかでも、「しんぶん赤旗」の発行と配達・集金網を守り、4月から読者拡大で前進をかちとることは、国民の苦難軽減の活動にとっても、今後の党の発展にとっても切実な課題となっています。

 地方議員のみなさんが、自らの命と健康を守る感染防止対策をとりながら、いまできる形で読者拡大の先頭に立っていただくことを心から訴えます。

政治動かす地方議員――立党の精神に立って「赤旗」購読を

 住民の苦しみに寄り添い、現場の声に耳を傾け、建設的な提案を行う地方議員のみなさんの奮闘によって、医療・検査体制の強化、自粛要請にともなう補償など、自治体独自のコロナ対策が各地で実現しています。そして地方政治での前進が、国政にも次々反映されています。

 何よりも訴えたいのは、こうした成果をつくってきた地方議員が、元読者・支持者名簿、生活相談などの結びつきに声をかけ、「赤旗」購読をよびかける活動そのものが、「国民の苦難軽減」という立党の精神を発揮した活動だということです。

 自治体の施策をよく知る地方議員からの電話によって、はじめて困っていることを相談でき、実際に生活や営業を支えられる方々がたくさんいます。「新型コロナQ&A」をはじめ、命と暮らしを守るネットワークとしての「赤旗」の値打ちも、「声をあげれば政治は動く」という希望も、誰よりも実感を込めて語れるのは、地方議員のみなさんです。

 こんなに地方議員の役割が重要なときはありません。4月の前進はみなさんの肩にかかっていると言っても過言ではありません。“住民の願いにこたえたい”という議員としての初心を思い起こし、読者拡大に力をつくそうではありませんか。

電話での読者拡大にどうとりくむか

 読者拡大は、これまで訪問が中心だった地方議員も少なくないだけに、とまどいも寄せられています。支部とよく相談し、次のようにとりくみましょう。

――「お困りのことはありませんか?」と、相手の話を聞く姿勢を大事にして対話に入りましょう。

――自分の名刺や議会報告、アンケート等とセットで「赤旗」見本紙を事前に届けておく、29日・30日の志位委員長・小池書記局長の国会質問の視聴をよびかけておくなど、「赤旗」購読のお願いを切り出しやすくして電話しましょう。

――元読者名簿、支持者名簿を用意し、拡大目標の数倍の人に働きかける構えで電話にとりくみましょう。たとえ購読に至らなくても、出された不安や要望を今後の議員活動に生かす立場で、気軽に、大規模に働きかけることを大事にしましょう。

――メールやSNSを使って連絡・連帯網をつくり、議員団や役員で経験を日々交流し、励ましあってとりくみましょう。

――電話での読者拡大は経験がない支部も少なくありません。地方議員が率先してとりくみ、探求・開拓し、その経験を伝えて支部を励ましましょう。

About 山下よしき 364 Articles
日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。