戦争法案廃案へ 
世論と運動が力強く発展 国会内で記者会見

photo 21日、国会内で記者会見し、衆院での戦争法案の強行採決に対する国民の怒りが広がっていることについて、「国会での力関係を乗り越えて、廃案を勝ち取るための世論と運動が力強く発展しつつある」と述べ、「世論と運動とスクラムを組んで参院でもたたかっていく」と表明しました。

 安倍内閣の支持率急落は戦争法案の強行採決に対する国民の怒りの表れです。違憲法案を国民多数の意思を踏みにじって採決したことは、憲法9条と国民主権を踏みにじる二重の暴挙です。

 この間、顕著なことは、若者をはじめ多くの市民が街頭に出て、戦争法案になぜ反対かを自分の言葉でスピーチしていることです。これは、主権者としての意識の高いあらわれです。安倍晋三首相が戦争法案について具体的、論理的に説明できないのとは好対象となっています。

 安倍首相が20日の民放番組で「火事」の例え話を用いて戦争法案の必要性を説明していましたが、まったく国民が納得できる説明ではありません。戦争と火事はまったく性格が違う。火事は消せばいいが、戦争は(武力で)対応すれば、相手からまた反撃を受ける。まったく性格、重みの違う問題を持ち出すのは、国民に対し論理的な説明ができなくなったためといわざるをえません。

世論と運動が力強く発展

About 山下よしき 364 Articles
日本共産党参議院議員。香川県善通寺市出身。県立善通寺第一高校、鳥取大学農学部農業工学科卒業。市民生協職員、民主青年同盟北河内地区委員長・大阪府副委員長。95年大阪府選挙区から参議院議員初当選。13年参議院議員選挙で比例区に立候補3期目当選。14年1月より党書記局長。2016年4月より党副委員長に就任。2019年7月参議院議員4期目に。参議院環境委員会に所属。日本共産党副委員長・筆頭(2020年1月から)、党参議院議員団長。